現在のところ器の萌え点は2種類しか見つかっておりません。

2種類目の萌え点はこちらです。
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器の萌え点「太い堕点使型」

前回紹介した、堕点使の尻尾型は、
「犬」の点が右に落ちてしまったものでした。

器の旧字(正字)は、という、口が4つと犬で構成された漢字です。
どちらも、旧字(正字)の中にある「犬」の点が落ちて萌え点となっています。

「太い堕点使型」は、点がど真ん中に落ちています。
そして、あろうことか点の位置が、「犬」→「太」になってます。
大胆です。

ドラえもんで、「のび太」が「のび犬」と言い替えられて
いじめられてましたが、変遷でいうとその逆パターンです。 
どうでもいい事を言いました。


さらにこの器の文字は略字です。
隣合う「口」が、くっつき合って省略の形になってます。


なお、上の写真は、新橋駅前SL広場に面した建物にあった蓋の写真ですが、
同じ蓋と思われるものが、王子駅中央口の立ち食いそば屋前にもあります。

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同じ鋳型で製作されているようです。
おそらく他にも沢山ある事と思います。


さて、現在のところ発見されている「器」の萌え点は紹介した2種類のみです。

しかし、近い将来、もっとシンプルな「堕点型」「堕点使型」「萌え尻尾型」が
発見される日がくるのではないかと思っております。
たのしみですね。

次回は「枡」の萌え点を紹介します。