「弁」という文字の萌え点は、大変多様です。

「萌え点は、弁に始まり。弁に終わる」
と言われるほどです。

一番よくみるタイプがこちら。
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右下に点が多い「ハンカチ落し型」です。 

文字の右下にひっそりと落ちている様が、まさにハンカチ落しのようであります。

地面に落ちたハンカチが重力によりクシャッとしているかのような点の形。

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ハンカチ落し型です。

さて、

そもそも弁という漢字は、以下の5種類が常用漢字(当用漢字)で、
「弁」にまとめられてしまったものです。
 
   1. 『辨』 辨証、辨明 (わきまえる。処理する。分かつ。)
   2. 『瓣』 花瓣、安全瓣(花びら。液体や気体の出入りを調節するもの。)
   3. 『辯』 答辯、雄辯 (話す。述べる。言葉遣い。)
   4. 『辮』 辮髪     (糸などを編む。)
   5. 『弁』 武弁、弁冠 (かんむり。)

水道の弁は、基本的に「瓣」でした。(異例多数)

これらがすべて、「弁」にまとめられてしまったわけです。

そんな歴史背景もあり、「弁」という文字はゆらぎやすいのかもしれません。
まだまだ沢山の萌え点の種類があります。

萌え点 「弁」の萌え点「萌え尻尾型」につづく。